歯科診療の必要性

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口腔機能の維持

口腔機能の維持

要介護者にとって「食べること」は、生命を維持する上で必要な基本行動であり、最も要求の強い日常生活課題です。ですから、「食べること」を行う口腔機能が障害を受けてしまうと、日常生活に著しい支障をきたします。また、食事を楽しむことは生活の質を向上させてくれます。

近年、急激な高齢化社会の中で、口腔機能に障害を持った方が顕在化し、生活の質の維持・向上に支障をきたしているケースが増加しております。また、口腔の機能の低下により、老化や認知症、全身の健康にも影響がでてきます。

口腔機能を維持することは、心身の健康や生活の質の維持・向上にも繋がる大切なことです。定期的に歯科診療を受け、口腔機能の低下を予防しましょう。

口腔内の細菌による疾患の予防

口腔内の細菌による疾患の予防

口腔ケアは、単に口腔内をきれいにするというだけでなく、口腔内の細菌を減少させ、むし歯や歯周病の予防、入れ歯による悪影響の改善、誤嚥性肺炎の防止など、様々な目的があります。

65歳以上の高齢者の死亡原因は、「がん(悪性新生物)」、「心疾患」、「脳血管疾患」についで、「肺炎」が第4位となっています。その肺炎の死亡率の中でも高齢者の割合は非常に高く、肺炎による死亡者の9割以上が65歳以上の高齢者です。

肺炎にも様々なタイプがありますが、口腔内の細菌が原因となる誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)は、定期的な歯科診療により予防することが可能です。

誤嚥性肺炎について

誤嚥性肺炎について

誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)は、細菌が唾液や胃液とともに肺へ流れ込んで生じる肺炎です。口腔内で分泌される唾液や痰、食べ物が直接気管の中に入り込むことで、口腔内にある細菌が肺まで到達して炎症を引き起こします。高齢者は嚥下反射、咳反射の低下により異物を排除する力が低くなっているため、異物が気管に入りやすく、さらに抵抗力や免疫力の低下から、誤嚥性肺炎になりやすいと言われています。また脳梗塞などの脳血管障害がある場合も、誤嚥が起こりやすいと言われています。

「風邪です」と言われて薬をもらっていたがなかなか治らない、だんだん元気がなくなってきたということでよく調べたら、誤嚥性肺炎だった、ということもあります。このような事態を避けるためにも、定期的に歯科治療を受けられることをおすすめいたします。

当院は訪問歯科診療に力を入れています

当院は訪問歯科診療に力を入れています

土井歯科御池台診療所は、通院が困難な方や要介護者の方に向けた、訪問歯科診療に力を入れています。歯科医・歯科衛生士が患者様のご自宅や介護施設などにお伺いし、口腔ケア(口腔の衛生の維持管理)や治療を行います。
通院が困難な方も諦めずに、定期的な歯科診療により口腔機能の改善と衛生の維持管理を目指しましょう。

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